闘病記

心筋梗塞になって入院してからの病院関連の記録日記。そんな闘ってません。

検査入院日記

12月17日から19日まで検査入院をしました。

「心臓カテーテルによる検査入院」ってのが正式名称なんでしょうか。「心カテ(しんかて)」なんて略しておられましたね。
動脈より管を通し、血管の通り具合をチェックし、必要であれば治療するというものです。

このための準備期間というのがありましてそれは12月13日よりはじまってました。

退 院してから、毎日、血液をサラサラにする薬を飲んでましたが、心カテは動脈を通して検査する関係でサラサラすぎるのは都合が悪いから、薬の効能を止めた い。さりとて薬は止めたからってすぐに止まるワケじゃない。ブレーキが効かない感じでしょうかね。

だから、前もって飲むのを止めて、なおかつ同じ効能の注射に切り替える。注射ならうつのを止め たら即効能は止まるから。ひいては朝と夜と注射をうちにこいと。
そういうことで朝9時と夜9時の毎日2回通ってました。ホントは入院とかいってたくらいでそれに比べればマシやわな。

朝は通常の外来と並んで注射。夜は救急治療室、いわゆるERで注射と。
いずれの場合も注射自体は看護師がやるけど、診察は医者がやるんだね。この医者待ちに時間がとられてる。まあでも仕方はないか。
医者の診断といってもタテマエだけだから、「変わりないですか?」「はい」で実質2秒。そのあと注射は皮下注射で3秒。前後になんやかやいうて30分から1時間。朝は長かった。
その実質3秒の注射のために通ってました。

12月17日
入院。
入院当日は14時くらいに行き、ほぼなにもしない。景気づけのために検温血圧体重身長あたりを測られる。

病棟は心筋梗塞でかつぎ込まれた、心臓の内科のほう。ただし集中治療室ではない。
しかし、看護師は物覚えいいね。「おひさしぶり」的なことをやたらいわれる。おれはかなり覚えてなかったり。
でも、担当の看護師は記憶してました。御茶漬海苔氏のキャラみたいな感じだけどケハハハと明るく笑うなんていうかキャラの立った方。

病院食も相変わらず。
1日目はなんてことなく過ぎていきました。
同 室のジジイらが屁はこく、部屋で通話するとこれまでにない俗物な感じ。薄々とだけど、彼らも心臓カテーテル検査っぽいので、あんまり入院生活になれ てないのかもな。これまではベテランのところにいたんだな。だからなんていうかうるさいし難物もいたけど、入院生活の肝は心得ていた。それがない。

12月18日
2日目。検査当日。これまた待ち。
医者の都合で4件だか5件あるうちの5件目に。
16時くらいから準備。それまでひたすら待ち。
心臓カテーテル検査を5件連続ってどうなんだろうね?その5件目ってことで医療ミスというか単純に手元がミスったりしたらどうしよう?とか考える。それくらいヒマ。基本、看護師も放置気味だし。というか部屋全体がもう退院間近ばかりで、実際、この日に1人去っていった。

通常心臓カテーテル検査は左腕の肘のところから入れていくそうだけど、おれは最初の外科手術で心臓のバイパスに使用するために左手の血管を取ってしまったからできなくて、右足の付け根から。
そのための準備。
つまり、陰毛を剃って、なおかつ尿を出す管を通すわけです。

先ほども書いたけど心筋梗塞でかつぎ込まれたときに「それら」はやってもらってたけど、あのときは生死の境目にいたわけで。
そういや、昼に検査前の話で知ったけど、救急車での来場のときは20%くらいの確率で死んでいてもおかしくなかったそうです。今回は1%くらいだそうですが。

そのときは夢中で、そのあとの2回の外科手術は麻酔のあとだったのです。

記憶してるのは初体験ということで看護師に陰毛を剃られ、チンチンに管を入れられました。なにげなく雑談したりしてたいしたことがないようにしてました。
電動シェーバーで陰毛を結構念入りに剃ってた。「これで叱られないかな?」とかなり気にしつつ剃ってた。そんな気にしなきゃならないほど重要なのか?と思ってたけど重要なのですね。あとで身を持ってわかりました。

あと管を入れるのは痛かったです。抜くより入れる方が痛いですね。

そして入れた瞬間から終わらない異物感と尿意とあと痛み。たぶん彼女は下手だったな。管にときおり赤い物が浮いてたし。ありゃ血だろ。これを書いてる今も排尿時痛みがあるし。しばらく排尿以外に使えないじゃないか。おれがマイケル富岡だったらどうするんだよ。しかも、こんな季節に。


あと点滴もセットされる。病院は点滴好きだよな(別に好きではない)。

17時過ぎたあたり予定より遅れて検査ははじまります。
もうこのタイミング以降大いなる羞恥プレイもはじまります。
着くなりオムツを脱がされて放置。かなりしばらく放置。かなり丸出しで放置。かなり明るい検査室で放置。丸出しのまま、検査の話ならいいけど世間話。誰それ先生の家の柿の話とか。
そのうちその処置室、手術室ではない、で、一番エラいと思われる菅井きんさんに似た看護師が「あらあらあらだれじゃこの仕事は?」とシェーバーを取り出して、おれの陰毛や太股の毛をふたたび剃りはじめました。
彼女に叱られることを怖がってたんだな。なるほど。

はじまります。
検査室では桑田佳祐の2枚組ベストの1枚目が流れてます。けっこうな音量で。

アフリカの打楽器みたいな筒状のものが大きなアームで支えられておれの腹あたりに位置してます。表面はマイクのように黒くてたくさんの穴が開いてます。
横にはブラウン管のモニタが6台くらい並んで様々な情報を映してます。
このモニタ群とアフリカの打楽器が連動してるのね、あと、おれの寝てる手術台も。
それぞれの動きがシンクロしてて打楽器を動かすとモニタ群も動くし手術台も動く。なんだかスゴイ。スゴイハイテクなのにモニタがブラウン管ってのがまたふしぎ。スチームパンク的。ブラウン管パンクか。

そして手術ではなくて検査なのは実にここなんですね。
足の付け根にいくつかの麻酔注射をしただけで全くのシラフ状態なんですよ。なにやってるか漏れなくわかる。
手術はみてないけど相当な滅菌状態なんでしょうが、そこいらも緩いみたいです。おれの動脈周りしか感染しそうな危険なところはないしね。
たぶん医療機器のメーカーの営業みたいのとかもいたし、どこか同じフロアからはずっと雑談してましたしね。
そういうざっくばらんな雰囲気はいいんだけど、その中で下半身丸出しでいるのはなかなかな体験ですよ。露出モノのAVに主演してるようじゃ。彼女らはこんな心もとない気分でいたのか。

はじまるころには患部だけ穴のあいた青色の布をかぶせてもらったんだけどね。

で、本格的にはじまるとあとはもうやることない。やることないから部屋に帰してくれと思ったけど、どうもおれはここにいなければならないみたいでしょうがなくいる。心臓が取り外せたら便利なのになと思ったり。

痛みはある。歯医者で抜歯したり神経を抜くときに麻酔してても痛みがあるのと同様。痛みの度合いも同様かな。
また、心臓になにかがあるってのもわかるね。軽く異物感。
おもしろいのは、付け根から各種クスリを入れてるみたいで、入れるたびに「ハイ、今から身体が熱くなりますよ」とか「口がスッとしますよ」なんていわれた瞬間にいわれたとおりの現象が起こること。催眠術か!って。

桑田佳祐のベストはCD「TOP OF POPS」を流してるようだけど、どうも汚れてるか傷のあるCDみたいでときおり曲が滑る。
それがリピートになって4回ともすべる。いつも最後の曲「素敵な未来を見て欲しい」が飛ぶ。スゴく気になる。

ひとりいて「大丈夫ですか?」っておれに時折たずねるのが大きな仕事になってる助手なのか看護師なのか医者の玉子かわからない若い女性にも「曲が飛んでるのが気になる」っていったくらいで。

白い恋人達ほか4回づつ聞いたあたりで終了。してみるとCDはいいチョイスかもな。ほどよく耳なじんでじゃまにならず退屈にならず。

止血といって患部を20分くらい押さえられるのが1番痛くて間がもたなかったな。
桑田佳祐は担当医の趣味ってことでもないらしい。その部屋の持ちCDみたいなもんで。いや、そんなことよりほかにきくことあるだろ。

止血したあとガムテープみたいな太いテープをあちこち貼り付けられた。ああ、このために陰毛を剃ったんだな。はがすとき痛いからねーって。

そのあとストレッチャーごと処置室の別仕切りのところで今回の話を付き添いの叔父と叔母ときく。

2ヶ所あった血管が細いところにステントという金網を入れて補強して膨らませたと。つまり検査と治療とあったわけだ。これでステントも4つとか5つとか。すっかりなステントマンだ。バイクでグランドキャニオンを超えるレベルのってそりゃスタントマン。

検査の最中からはじまってたし終わってからも1番懸念してたのが腰の痛み。懸念じゃないな。実際痛い。とても痛い。痛みランキングじゃ1位と2位の間をいったりきたりしてる。
ただ絶対安静でなおかつ2時間はベッドの角度も動かしてはならぬってことで、それがともかく苦しかった。おまけに水もダメだったし。
なおかつ足を縛り付けられていた。麻酔が切れて鈍い痛みが足の付け根から。あと書いてないだけで尿の管の痛みもずっと。そこいらは外科手術と同様だね。手術あとから患者の戦いがはじまるってね。

12月19日
看護師は重症患者にはやさしいの法則であれこれ面倒はみてもらえてた。
2時間後が実に19日の23時30分過ぎ。ベッドをあげてもらい冷たい水を飲ませてもらいようやくひと心地。
4時間後。午前2時くらいかな。検査のために抜いていた食事を食べる?って打診。要らないよっていうと看護師は心配するのよね。食事を食べた食べないが健康を見極めるバロメータだしね。
せっかくとっておいてもらってるし食べることにしましたよ。夜の2時に。どんな徹マン状態だよ。

と、これが初体験だけど心臓カテーテル検査用の食事だったんですよね。
食事の札にも「心カテ用」なんてありましたし。

内容は、食パン2枚にイチゴジャム。オレンジジュースに味噌ゼリーです。看護師にジャムを塗ってもらいました。
最後の味噌ゼリーが変わってた。文字通り味噌味のゼリーです。全員に不評ですなんて看護師も笑っていってました。
おれはおもしろく食べましたけど、病気の関係でこればかり3連続ででたらそりゃあシンドイだろうなとは思いましたよ。

そのさらに5時間あとには心カテ食の朝食バージョンがでました。
シソのオニギリ2個に、ファストフードで出てくる飲み口の小さな穴があいているフタに取っ手がついたカップホルダーの味噌汁。そして、おそ松くんのチビ太が好きな串に刺してあるおでんみたいに里芋と高野豆腐の煮物が串に刺さって2本。
通常心臓カテーテル検査は肘からやってしばらく腕を動かせないから片手で食べることのできる料理が心カテ用ってことなんだな。おれは足が固定されてベッドを最大に傾斜させても届かないし、片手には以前点滴があったからやっぱり心カテ用は有効でした。

朝食をたべたあとに担当医がやってきて雑談しながらおれのオムツをおもむろに開けて粘着テープをベリベリとはがしはじめます。
あんだけ陰毛を剃ってもやっぱり痛いのなあ。
これでさらに陰毛が抜ける。担当医も「はがしますよ」くらいのことはいえばいいのに。っていったら笑ってた。やっぱり5連チャンは大変だったのかね。余裕ができてたみたい。

痛かったのはこれくらいでしたかね。あとは例によって点滴が邪魔臭いこと。

 

と、油断していたら尿の管を抜きに来て、太ももを拭きにきたときに判明。

検査の最中、ときおり太ももが冷たかったんですよね。なんだろう?と思ってたらなんのことはないてめえの血なんですね。そりゃあ動脈に管を通してそれを引き抜いたりするんだもん、血はでますね。思った以上にドバドバだったし、思った以上にあったみたい。シーツに赤い凝固したあとの血のカタマリが転々とあってたまげたわ。そりゃあ安静だわな。

 

と、19日の昼からはもう普通食。そして20日には退院でした。朝イチで帰りたいといったらそれもあっさりとかない、9時過ぎには退院でした。もともと治療がなかったら水曜日のうちに退院だったそうですからね。念のための1日だったわけです。

久しぶりの入院はこれで終わりです。障害者手帳があるので医療代はタダかと思ってましたけど、病院食代と病院着は有料なんですね。

あ、あと、最後に「また8ヶ月後だな」といわれました。トホホ。それまでに陰毛を伸ばしておこう。


退院して3ヶ月くらい経った日記

みなさんおひさしぶりです。

久しぶりに日記を書いてみようかと思いました。

8月1日に退院して約3ヶ月経ちました。

その間に病院には4回くらいいっております。

だいぶ入院のことは忘れています。

だいたい月に1回の外来で担当医のカンケイで月曜の午後しか受け付けていないので第3月曜にいっております。

10月22日にいったときに採血されて、親指をなかにいれてグーっと強く握るってのをすっかり忘れてました。

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だいぶ「普通」になってきております。まだ骨がきちんとつながっていなくてずれますし、そうなると痛いですがその痛み自体は弱まっております。

ただし重いものを持つ。あと特定の動き、たとえばテーブルをふきんで拭くなんてのはけっこう痛みがきます。

9月には1回痛いということを訴えたらイレギュラーで外科の外来もありました。

たくさん待たされて「まあ、しょうがないとしかいいようがないな」とわかっていた答えをちょうだいしました。あとサポーターみたいなものと湿布薬。湿布はいい感じではありました。

ずっと立ちくらみがあります。これは治るのでしょうか。でも日常生活でとくに困るほどのものではありません。でも、1分くらい立って身動きひとつ取れない状態で、大技繰り出した後の格ゲーのキャラのようになってます。

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退院してよくなったことといえば心臓ですね。

心筋梗塞で入院していろいろと検査したら血液を送り込むときの心臓の弁が壊れていたことを発見して手術をしたという流れですが、これによって、入院前はこれが「普通」と思っていた調子がずいぶんとよくなっていることがわかりました。

とくに深呼吸すると思います。退院して1ヶ月ちょっとくらいはまだ肺に水がたまっていたからかフルでの深呼吸をするとせきこんだり骨がずれたりしてましたがそこいらがよくなってきた現在は以前にも増して呼吸はできるようになりました。

入院中、とくに手術後や集中治療室などで絶対安静状態のときはあまりにやることがないので意識して深呼吸ばかりしていたからよくわかるのですよ。

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入院日記10 - 闘病記

http://sukekyo.hatenablog.com/entry/2012/05/27/192808

 

ここで心配していた入院してから悩まされていた勃起不全も解消しました。実にこれが1番心配してましたし。

退院してすぐにいろいろと試しましたけど勃起しないんですよね。でも、そのままイきます。ふにゃふにゃのまま。最初はでなかったかな。感じだけあった。それが次第に「実体」になっていく感じ。

映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で過去が変わりそうになり、過去のパパとママが結婚できなくなりマイケルJフォックスが消えそうになるじゃないですか。あれの逆バージョンみたいな。

 

わかりづらいよ。

 

えーと、長いこと使ってない蛇口。栓をひねるとフハッ!ってまず空気が出るじゃないですか。そいでから蛇口がふるえてガホガホ音を立てながら赤い水がでてきてしばらくしてから普通の水になるじゃないですか。それ。

セカンドバージンなんてコトバがありますがセカンド精通な感じでした。貴重な体験でしたわ。これは長いオナ禁でも同じような現象が起こるのでしょうね。

安心シマシタヨ。

***

役場にいって障害者手帳を申請して発行もしてもらいました。1級障害者ですよ。電車バスなんか半額。高速と飛行機は25%オフだったかな。タクシーも安かったような。映画も1000円だし。

そいでもって医療費は無料(保険が効くやつはね)。

でも、こんなこというのはなんだけど、確実に寿命は縮まった感じはある。

あと何年生きてられるかなあとかわりとシミジミ考えるですよ。

***

この先の予定ですが、また入院します。

5月に心筋梗塞のカテーテル手術をしてから8ヶ月で定期健診みたいのをしなければならないのです。

カテーテルをふたたびいれてチェックするというもので通常は3日ほどの入院で大丈夫という感じだそうです。

それが1月のはじめに。

たずねてなかったけどなんかあったらその入院が伸びるんだろうなあ。それはなんとしても避けたい。

ただ、今、じわじわと増やしてはならぬとされている体重がヤバイことに。

 

それでいてまた内科担当になったので病棟も内科のほうになるのです。なんだか出戻りのようでテレくさいけど、3ヶ月入院しててわかったわ。出戻りってアホほどいる。おれはそのなかだとヤングのほうだけどさ。

月イチでいってるので懐かしさはないです。それは入院棟にいてもそうだろうなとか。

 

現在はそんな感じー。

 

さすがにこれで終わりだろ日記5

退院1日前。

そして前回同様退院前なのに調子悪いという。

今回は手術直後にあったセキとタンがここにきて復活。そして痛み止めがないんでセキのたびに傷が響いてたまらない。

ということで痛み止めをもらいましたのみました。

今も2回目をもらいましたのみました。

で、ティッシュも切れそうです。

しみじみと、なんだろうこの現象。

明日退院なのに。


今朝、回診で抜糸。そしてジュクジュクに膿んでいた左脇の下はどうするのかなーと思ったら、ここもぎゅーってしぼったのちに消毒して抜糸。ウギョーと悶絶。


痛い痛い思ってたら、小1時間ほどして担当医が看護師ひとり連れて再び現れて、「傷がうまくとじなかったから再縫合します。ゴメンねー」って、青い紙に丸いアナが空いたものをおれを覆う。アナは患部にあててね。

そいで、いきなりちょっとした手術がはじまります。


「麻酔がきいてると思うけど痛いときはいってねー」


って痛いんだよこれが。で、正直に痛いっていうと、「痛いかー、ゴメンねー、もうちょっとだからガマンしてね」のパターンね。


というか、この展開が電光石火だから衝撃でしたよ。


そいで、これの抜糸に退院後に外来にくると。あー、そういう展開か。

しかも、あとからきた薬剤師の話によると、その外来が8月13日だよ。お盆かよ!ま、アサイチでいってこれば大丈夫だろうけどさ。


そのあいだもセキは続いていて、縫合のときにセキをこらえるのがけっこう地獄。セキすると手元が狂うだろうし。


ああ、痛い。ひと晩寝て治るといいんだけどな。


ということで昨日は淡々として今日は痛いばかりの退院前という。


なんだろう。なにか憑いてるんかな。パンと治ってさっぱりと現役復帰って感じにはならないのなあ。


でもって、昨日までいたおっさんが退院して入れ替わりできたのが、同室のジジイクラスの大物でなあ。これまで個室でいたのだけど金が持たないって4人部屋にきたというエリートよ。

もういきなりイヤホンなしでテレビみたりしょっちゅうナースコール押したりと大物らしい行動。

それに刺激されてジジイも対抗。

そして通常は静寂をキープし続けている同室のアナザージジイも対抗して、ラジオをイヤホンなしで鳴らしはじめる。なんだこの夏フェス状態。夏ジャム状態。


ま、おれもセキで十二分にうるさいしな。


売店にいって森製パンのハンバーガーを食べる。ドトールコーヒーのホットドッグその他も美味いけど、この森製パンのハンバーガーも美味いんだよ。実は2回目。


明日退院です。退院はします。なにがあってもします。かりに再入院になってもさしあたって出たいです。

ともかくこの部屋から出たいわ。


で、最後のすごいいいことが。

おれの担当看護師が私服で夜に登場。

「約束していたガイドです」と小冊子を持ってきてくれる。

これが全員に渡すためのフォーマットがあるものだと思ってたら、完全におれのために1から作ってるもの。PC制作でな。

なんたって表紙から内容から、随所におれの名前があったり、おれの仕事や状況に応じたことが書いてあるという。

おれに向けたおれだけのための同人誌ですよこれ。

感極まって泣きそうになったけど、うまく感謝をつたえられなくてセキ込むというタチと間の悪さ。おれってどうしてこうなんだろう。モテないわけだよなあ。


こういうの治そう。退院したら人間関係を大事にしていこう。

ちょうど今日みた、シモダカゲキ氏のツイートにも「人見知りしてたら大人はやっていけない」なんて名言がありましたしねえ。

感謝や謝罪をうまくつたえられるオトコになろう。どうせ、しばらくはいろいろなところにアタマを下げてまわることになりそうだしなあ。


とはいえ、明日退院できるかしらね。いや、ま、退院はできるよ。それよりか、再入院しないでいられるかだよね。


でも、この日記はこれでしばらく書きません。

再入院するハメになっても書きません。というか、さすがにココロが折れて書けない気がします。


次はこういうのパチポチやってる時間、ひたすらニンテンドーDSでもやって過ごすことにします。この入院生活、積んだゲームを消化するチャンスでもあったんですよね。看護師にかっこつけようとしてガマンしてましたけど。

ま、小説はそこそこ消化できたし楽しかったです。

ちなみに今は、上のガキがイチオシだった「Fate/zero」を読んでます。3巻まで読み終えました。こりゃあ家でも読んで最後までいきそうだし、上のガキのもくろみどおりPS2版のゲームも買いそう。おもしろいわ。





さすがにこれで終わりだろ日記4

退院が水曜日に決まりました。

なんだか、あっさりしててなんの感慨もない。

まあ、担当医がはっきりと「退院」って単語をクチにしてないってのもあるよなあ。


「このままだったら水曜日かなあ」みたいな。


それに看護師がフォローして水曜日ってことに。んま、あとで正式に告げにこられましたけど。


そして、前回は出たい一心でいたけど、それで心不全になって出戻ったモノとしては、警戒するなっていわれてもなあ。

でもまあいいか。


これがそういう状態でまわりもわりとあっさりしてるのがまたなんとも。


しかし、前のおっさんがうるさい。

病院で「やっかい」な患者ってのはいくつかの種類があると思うけど、基本は「うるさい」だよね。どううるさいかでバリエーションがでる感じ。


せき込んだりの生理現象は仕方ないし、アルツのハイマってる方もしょうがない。

だから、生活音か看護師や先生との会話でうるさいか。


となりのジジイは個室にいたときにまたいっしょの部屋になったことにちょっと「えー」みたいなこといったら看護師と先生が「だいぶおとなしくなったよ」的なことをおっしゃってましたけど、ちがうんだよな。おとなしいのは前からなんだよ。このジジイ1日の9割は無音なんだよ。

動かない(動けない)から生活音も皆無だし。


反面、手術前はいなくておれが手術して個室を経て戻ったら部屋にいたおっさんは、1日の大半がうるさい。眠剤なしで1日眠れなかったときによくわかったけど、寝ればイビキでうるさいし、眠剤を服用しているわりに4時間くらいで起きては床から出て行ってトイレにいったり廊下を徘徊したりしている。深夜の2時とかに。

ベッドにいるときもなにかを落としたり、奇声を発したりする。

そして、先生や看護師にもけっこうなイキオイでかみつく。

いうたらなんだけど、蛭子能収氏が富山弁でさらに吃音がひどい感じの話し方で、看護師に「ちゃ、ちゃ、ちゃんとした日本語をしゃべれといいたいが、で、ですよ」

なんてな。

おれのなかのツッコミが「そりゃおめえだよ!」って的確なのをアタマに浮かべ発音させようとするのでそれを止めるのに大変。


でも、前記のジジイの1割よりマシなんだよな。トータルでいうとうるさい時間は圧倒的にニューカマーなんだけど、ジジイが機嫌の悪いときに先生でも看護師でもあたりかまわず怒鳴り散らす感じが本気でガマンできなくてな。

「うるせえ!」

って最大ボリュームで割って入りたいとおもうときが何度かありました。


細かくいうのもなんだけど、ともかくいってることのスジが通ってなくて純度が高いワガママってのがまたなあ。


まあ、癇癪を爆発させるのもアルツのハイマってるのと同じようなもんだし、基本、同室なだけですごく他人なんだしなあ。関係はないからなあ。


しかししみじみ看護師って職業は大変だよなあと。

このジジイに好かれてるヒトも嫌われてるヒトも大変。


そして、ここしばらくは癇癪を爆発してないので(あ、今朝はちょっと怒ってたかな。ワシはサルじゃないんだって怒鳴ってた。どういう経緯かは不明)、総合力ではいつでも高い、前のおっさんがうるさいってことだよ。

おっさん、明日退院みたいけど、そのダンドリで看護師とモメてモメて大変。話して怒ったあと、看護師がいなくなってからまた「あー」いうて奇声をあげたりしてますしね。

その場にいるおれがずっとうるさい。


看護師でちょっと思ったこと。

いっときはここでもいろいろと書いてましたけど、もう存在になれてしまったからあまり思うところがなくなってきたんかな。だから、久しぶり。


「赤ちゃん語」で話しかける看護師ね。

ジジババにタメ語で赤ちゃんに話しかけるみたいに大声でゆっくりと丁寧に話しかけるの。

8割がこれだってことに気がつきました。


やっぱり効果があるし入りやすいんでしょうね。入りやすいって、なんていうか、「看護師モード」というか、あやすモードというか。つまり「仕事」のモードですね。

だから、前記のおっさん2人は基本あやされてますねえ。

それでおれには逆に「なめとんのか?」と思われると逆効果だから普通のトーンね。


そう思ったら、逆にだれと話すときも同じって方がスゴイんじゃないかと。

ジジババにもおれに対しても先生に対しても同僚にも先輩後輩にもいっしょ。ああ、まあ、ナースステーション内ではちがうかもしれないですけどね。


ひとり、きわめつけに自然体がいるんですよ。

なんていうか、残りの2割も、最初から全員に作ってるのと自然体っての2種に分かれてる。作ってるのは赤ちゃんコトバではないですけど、たとえば、電話に出るときのママンの声みたいな感じさね。

つまりはそれだけ自然体でテンションをフラットでやってるとしんどい感じがあるのかなあと思ったりしますけど、それは接客業全体的にそうですよね。


そんななか、家や身内はさすがにわかりませんが、誰に対しても同じトーンとテンションで接しておられる方がいる。


彼女に対してはおれも好感を持ってるし、前記の難しいジジイもという稀有も稀有な存在。

いっとき魅力の秘密を探ろうとまじまじと観察したりしてましたがわかりません。普通に受け答えされますし、隠してることとかもないとは思うのですが、素性が伺い知れない。


素性がわからないといえば、おれのお気に入りのおっぱいの大きい看護師さんも、ビックリするくらいNO富山弁だし、どう考えても他県の方なんだけど、そういうことも含めて「余計なこと聞くな」オーラを出してるって意味じゃよくわかりません。

彼女の場合、表情が豊かなのと(しばらく観察しないとわからないけど)、んまあぶっちゃけ奥さんにルックスも性格も行動パターン、言語パターンが似てるのでいろいろとわかるのです。そういうところもこみでお気に入りなのです。


だけど、前記の看護師さんはそういうところはまるでない。はじめてあうタイプ。とっても不思議。


ちなみにお気に入りの看護師さんは、難しいジジイにすごくきらわれてます。


1点、退院に際して気にかかってることといえば左わき腹の化膿が結構なことになってるのと、やっぱ痛いことかなあ。


退院すると看護師の方々と話したりとかもうないのかーって一瞬思うけど、このまま何ヶ月入院したところでどうなるわけでもないって悟ったんだよ昨日。進展はねえだろどう考えても。だから未練はないよ。って悟るの遅いか。

さすがにこれで終わりだろ日記3

土日と外泊許可をいただいて家に帰ってました。しんどかったです。

今回は出かける前から大事をとろうと決めてはいたので極力店にはいかなかったし、いってもなにもしなかったんですが、それでもしんどい。やっぱり微妙なところにいるんだなと思ったりしました。

前回の退院までの最終コーナーと同じ感じ。痛み止めがなくて痛いことが行動を制限しているような。

くわえて今回、左脇にドレーンといって手術あと身体の老廃物を出す管をさしていた痕が化膿してじゅくじゅくになっており、それがまた痛い。


今回は帰ったらピザが食べたかった。

薄手の生地でカリカリした触感のモノが食べたかった。具もマルゲリータ最高って感じで。

店屋にいくまでもなくて、スーパーにあると思ってたけど甘かったですね。

結局なくてさ。土日とピザ食べているわりにゃあ満足度が低い。


くわえて日曜の朝は、下のガキが作ったカレー。

甘さが足りないからリンゴをすっていれるなんていってたけど、この季節、リンゴは1個198円もして高いから、ヨーグルトを隠し味でいれるといいよとアドバイス。

そうしたら128円のブルガリアヨーグルトを全部投入しやがる。

だから、もとカレーのなんだかすっぱいモノが朝。

さすがにこりゃあダメだと、残ったのにケチャップやカレールーと水を追加して、味を調整。

その際も味見しておなかパンパン。

結局、土日はピザとカレーだけ食べている感じ。


そして痛みとだるさと。退院したときの1週間に似ててイヤな感じ。


夕方に病院に帰るとこっちのほうが痛くないかね。居心地がいいというか。


ただ、昨夜は久しぶりに眠剤ナシで眠ることができたのでよかった。エアコンより窓をあけて扇風機をまわしてるほうが快適だなあやっぱり。

さすがにこれで終わりだろ日記2

バッコウしました。

朝に担当医に左わきの下にささっていたクダの痕が痛いといったら、貼ってあるガーゼをはがして、なおかつ、「ここもバッコウしちゃおうか」ということでバッコウされたのです。


バッコウとは抜糸がバッシであるのとの同じことです。糸ではなくコウを抜くのです。


と、字がわからんかったのでネットで調べましたよ。


「抜鈎」です。いかめしい字ですが、ホンモノの鈎はもっといかめしいですって、つまり、カギなのですね。

「コ」の字のカギ。すなわち、ホチキスのような形状をしたものが、チンチンの横の太股にバチンバチンと等間隔で15個ほどありました。もちろん傷をふさいでいるものです。

それを抜かれました。ちょっとばかり聞いてないよ状態です。


そして痛い。いつまでも痛い。なおかつ、今日から、毎食飲んでいた錠剤の痛み止めも終わりになり、「痛いとき」に出してもらうということになりました。まさにそれが今です。

と、現在、これを書いている時点で夕食後ですが、1錠出してもらいましたし、すでに飲んでます。

じっとしてればそう痛くもないんですがやっぱりそれはそれね。寝るときとかコワいじゃん。


そう、昨日、さんざん書いてましたが、昨晩、眠剤を飲んだおかげで、今朝はすっきりと目覚めました。こりゃあ、入院期間は手放さないほうがいいなあと。


そして各ナースステーションにつめていて入院患者のクスリ管理をされてる薬剤師の女性(上のガキがお気に入り←かわいい話し方をするからだと)によると、この眠剤の副作用としてやっぱり口中が苦くなるってのがあるそうで、そこいらの問題もクリア。退院したら飲まなければいいんだ。


今朝方採られた血液検査の結果、セーフで、土日の一時外泊もOK。まあ、今回は痛い痛いなのでムリはしません。家でだらだらと。


この痛い感じは1回目の退院時に似てます。ただ、そのときはくわえてすげえ疲労感もありましたが、今回はそっちのほうはないです。


人工弁になったおかげでしょうか。昨日やった心エコー調査も問題なし(前はちょっと逆流がみられるなんていわれてた)。

ただし、人工弁になったおかげでたえずおれの心臓のほうでゼンマイでうごく猿のおもちゃがシンバルを叩くような音が聞こえる。ま、結構小さい猿だけどね。しかも、耳をすまさないと聞こえないけど。

このおかげで1級身体障害者手帳を取得しましたよ。これのなにがいいかって、医療費が今後全額免除だそうで。

まあ、ってことは、寿命もそういうことになるのか?なんて思いますけど、大病患っても家族に迷惑をかけないってのはラッキーではあるね。


血液検査がセーフになったことで、晴れて、点滴も取れることになり、あと、管の抜糸(これは糸)を3カ所とればおれは完全にフリーなダムになります。というか、点滴は本当大きいね。物理的な大きさ重さ取り扱いの面倒さ痛さ(引っ張られると針がさしてあるところが痛いよそりゃ)


たぶん、それを見越しての、痛み止めの配給停止なんだろうなあ。痛みで動きを制限させようと。たしかに効果はあります。バッコウのところも痛いですし。

あの、オードリー春日氏のカスカスダンス(もう古すぎてわからんか)の動きをするとすげえ痛いことも痛み止めが切れてわかりました。


昼ご飯を食べていると師長が現れ、「こんなのあるけどみる?みないよね」と3秒だけみせてもらったのが、2階の総合受付のスペースを利用しての患者向けのコンサート。コーラス4人と声楽家の方とピアノと。

ま、同室のおっさんらも「いかないよ」的な返事を。


と、まあ、ヒマなんだよなあと。しばし考えて、いくことに。

去年の7月には、射水市太閤山ランドであった野外フェス(日本で1番規模が小さいらしい)で、カーネーション他をみて、今年は3ヶ月入院してそのなかでママさんコーラスってのギャップもあじわいかなと。ま、それでもライブだしね。

あと、ここのネタになるしね。


ということでみにいってきましたよ。

思い切って前から2列目の席を陣取って、「天空の城ラピュタ」の「君をのせて」とか、中島みゆき氏の「時代」とか歌ってました。

2部構成になっており、1部はコーラスチームで、2部はそれを仕切っている声楽家の方のソロ。さすがにソロがすごかったです。

サマータイム」なんてとくに。


客はどれくらいいたのでしょう。前の方を陣取ってたし、どうせ混むなと思ったのでわざとだらだらしてから帰ったのでよくわかりませんでした。


掃除の制服を着ていた若い女性が「君をのせて」のときだけすみのほうで真剣にきいてたのがなんだか印象的だった。


2回目の入院でみられた珍しいものったら、今日のライブと、5月6月の2ヶ月のあいだに1回もなかったハメ殺し気味の病室の窓の掃除かな。

ま、だから1ヶ月余計にいてよかったじゃんとは思いませんけど。


今日7月27日は母親の命日です。

まさか、命日に入院してるとはなあ。病院はちがいますけどさ。


そして今日は土用の丑

夕食はウナギが出た模様です。んま、通常の食事の方には出たようです。おれは出ませんでした。


ということで明日明後日は外泊してきます。

さすがにこれで終わりだろ日記1

当初、全く予想してない展開でブログ展開してるよなあ。3ヶ月ガチガチに入院しているわ。季節も4段階くらい変わってるし。


ということで、もう書くべきコトはないくらいのルーティンっぷりですよ。

そもそもイベントがない。

今日もなにもない。


とはいえ、書いてない昨日から昨夜、そして今朝にかけて寝てない。

「睡眠バスに乗り遅れ」た状態です。

そもそも、手術あとから眠れない日々が続き、3日ほど眠剤を処方してもらってたんだけど、なんだか、ここんところ口の中が苦いんですよね。そのものズバリの意味で。

なにが原因なのかはわからんのですけどね。綿棒に軟膏をつけて鼻の奥にグリグリとやるって治療が増えたりもしてます。それかもしれない。でも、まあ、眠剤かなあと。

あと、退院したら眠剤はないわけですし。なれとかないと。

ということで、もらってはいたんですけどなるべく止めておこうかなと。

で、ほぼ完徹してりゃ世話ねえよなと。健康気遣って不健康になるってな。


いや、同室のジジイどもも寝てないねー。そういうことがわかったわ。あいつらもゴソゴソ動いたりナースコール押しちゃ看護師と話したりしてるのな。

いつもは耳栓装着で完全防備で寝てるからね。


あ、あと、iPod聞き倒すのが楽しかったから寝そびれたってのもあったか。音楽はいいね。


そして、これまたちょっと予想してたけど、そんなダメージはないよ。

なぜなら、1日ゴロゴロしてるような立場だからね。モードが睡眠になってるかどうかのちがいで(それはすごく大きなちがいであることも知ってるけどね)。


あと、2回目の入院からそうだし手術後、食欲不振が続いてさらに強固になったけど病院の食事がとてもしんどいの。


くわえて、手術前まで「脂質E」という等級がFになり、さらに塩分控えめになりました。

そしてどういうわけか、ゴハンの量が増えました。

150グラムが200グラムに。


オカズがしょーもないのにゴハンが増えるってどういうハードモードだよ。

というか、真剣に苦痛だったので、看護師にお願いしたのよね。

脂質を変えろとはいいませんがゴハンの量は前に戻してくださいと。

そうしたら、脂質Eのときはあったゴハン150グラムがFだとないんですと。100か200になると。

なんかわからんでもないけど、いっそ100にしたろかと思ってたら、看護師が「残してもいいですよ(黙認しますよ)」的なことを提案してきたので甘えることにしました。

とはいえ、4食に1回だけですけどね。残すの。

誰がこうまで強固に「食べ物を残すのは悪」ってプログラムを組み込んでいったんだろうなあ。

親じゃないし祖母祖父でもないんだよな。たぶん、戦後からまだつながってる痕跡があった俺らの時代の給食での啓蒙や教育が犯人だとは思うんだ。


そんなこといって昼休みに眠さを紛らわせるためって名目で売店でアイスクリーム買ったりしてますけどね。あんまり感動はなかった。


今日はなんだか話している日。学校にいって同級生の男女と軽口たたいているような日だった。眠くてハイってんもあったけどちょっと軽率だった。


おれが今の部署、すなわち、内科から外科に異動になったとき、なれない雰囲気でおどおどしてたら「私もiPhoneなんですよ」と最初に話しかけてきた子が今日の担当。

そのときの助かった感は大きいし、かわいいこだし、すごくなついていただいてるのもあって、なんだかずっとその子と話してた。また、おれが退院するときのガイドみたいのを作成するって係りになったらしくてその打ち合わせって名目もあった。

それで浮かれてるってのもあったなあ。

おっぱいの大きい子が点滴係でその子とも話す機会が多かった。モテ目の中学生活の1日みたいな感じでとってもよかったけど、もう眠くて記憶がドローンとしている。もったいない。いつか退院後の砂を噛む生活にと戻ったらさらに持ったいないはず。

おっぱいの大きな子、最近、ちょいと雰囲気がかわって、やせていってるんだよなあ。なんかもったいないような。


点滴で思い出したけど、ずっと点滴はつけているんだけど、今回の点滴のバッテリーがいいかげんヘタレでなあ。

2年シバリ契約のケータイが2年のシバリが終わった瞬間にバッテリーがもたなくなる感じのやつ。


同じフロアにある休憩所の新聞を読みにいくと1紙読み終わるころにはもうへたる感じ。


もう点滴も取れるかって段階だからいいんだけど、ゆっくりしてられないのが慌ただしくて難。まあ、そのネタでさきほどの点滴係子ちゃんとお話できたので元はとったよ。


と、まあ、調子にのって浮かれてた1日です。大丈夫だったかなあ。なん心配。


心配でいうと明日の朝に採血があります。その調査結果いかんで土日の外泊許可がでるかどうかの試験があるそうです。

こういうとき、おれは悪い方のカードを選ぶんだよなあ。

つか、まあ、「退院」のほうを優先させたいから、そんな無理して出なくてもいいんだよな。帰っても手伝えないだろうし。


ただ、今回の室のニューフェイス(あとの2人はおれの手術前からいる)がうざってえんだよなあ。なれてないゆえのドタバタぷりとオヤジ特有の無神経っぷりが相まってなんていうかとっても香ばしいことになっている。


しかし、前にもいたけど、オヤジってどうして食べた食器を片づけたがらないんだろうな。なんとしても忌避しようとする。おれもそうだったっけかなあ?と結婚していころを思い出す。


こいつとちょっと距離をおきたい。そういう意味で外出はしたいとは思ってる。あるいは最悪点滴ははずれたい。

明日は点滴係はあの子じゃないだろうし。


書くことなくねえじゃん。