闘病記

心筋梗塞になって入院してからの病院関連の記録日記。そんな闘ってません。

出戻り入院日記14

終日げほげほとせき込んでおりそれがとにもかくにもすべてですよ。一昨日までは空咳だったのに昨日あたりからは無色の痰がまざるようになりティッシュがドーンと減るようになってきたのでトイレから残り少な目のペーパーをもらってきてそれで痰をとっている感じ。

くわえて、昼過ぎからは鼻水にくしゃみもまじるようになってきている。こりゃあ素人診断によると風邪ってやつじゃないかい?

と、朝方、先生にもう咳止めをくださいといって昼前に1錠きたのを飲むもなんだろうか。効いているような効いてないような。

これで手術が延期なんてことになると笑い話にならないのでちょっと真剣に治さなきゃならないなあ。


そもそも。こんな終日エアコンのあるところにいる生活は、会社員時代ぶり?と思ったけど、ちがうよ、未曾有の体験なんだよな。会社員時代は扇風機しかないところに帰っていたし。

助手と呼ばれるおばはんの、「今日は暑いわねえ」って世間話を「どこが?」なんて思いながらガタガタふるえつつゴホゴホせき込んでいたのです。


ということで、今、病室で1番うるさいのはおれになってしまいましたね。面目ない話です。名物のジジイは今日あたりはすごく静かだったからな。


そろそろ手術が近づいたからか、「吸入」ってのがはじまりましたし、リハビリの先生がまた復活したりしてます。うーん、歴史は繰り返してるね。


朝にメールで今日は中学校休んだというガキ。なんのつもりか知らんけど。

結局両方の懇談会にいけてないんだよなあ。

本当なんたることよ。


こうやってみてると入院した患者はたいてい急に入院してると、思ったより長くて聞いてないよ状態だし、それぞれに事情がうかがえるので、おれが1番大変なんてことはいいませんがね。

それでも「なにやってるんだろう」とは延々と考え続けますね。ムダな時間ではありますが、そんなこというと、今、ここにいる時間すべてがそうともいえますし。


夕方に上のガキにきてもらう。「ビブリオ古書堂」の3巻とロッテリアで、絶妙ハンバーガーと骨無しデカチキンを買ってきてもらう。両方ふた口分くらい味見。デカチキンがとくにしみる。こういうジャンクなものが食べたかった。とくにケンタッキー・フライド・チキンの食べ放題にいってなかったってのがあったから。

と、今日は意外に食べまくりの1日でヤバイ。とはいえ、ちょっと栄養もとっておかないと風邪にも咳にもまずいですしね。

出戻り入院日記13

いろいろあったぜ水曜日。


今日は、おれのお気に入りのおっぱいの大きい看護師さんが大活躍よ。あんまりおっぱいおっぱいいうの悪いと思うくらいさ。


昨日、思ったけど、この子、気に入ってるわりには全然素性とか知らないんだよな。看護師さんと雑談だの普通の話だのしてると、自然とお互いの住んでいるところか身の上みたいのがわかってくるけど、彼女の場合、自身のことを話さないんだよな。

でもって、富山弁じゃない。関東なまりだよな。だけど出身がどこかわからない。つまり謎多き女性なんだよ。おっぱいは大きいそして身体は小さい(中3の下のガキより身長が小さい)。なおかつ「めしばな刑事タチバナ」のヒロインに似ているとこれくらいかな。

ま、聞けば一発なんだけど、そこいら、おれの奥さんにもあった「よけいなこと詮索するな」オーラが漂ってるんだよな。


彼女が今日の担当。

昨日から点滴をつけていて、今日、シャワーを浴びるけど、どうしたもんじゃ?と相談したら、私がダンドリしますよとたのもしい返事。だから、予約をとりにいったのです。10:00から。

おれのもくろみとしては、だいたい10:00からはじまる回診が終わった瞬間に看護師さんに点滴はずしてもらってシャワーという感じで。


今日、ナースコールの取り替え工事があってナースコールが使えない午前中だったんですよね。それでずっと混乱気味だったのです。回診が10:00前だった。しかも、おれのところ20秒。担当医が「どう?大丈夫」で終わるという。


まあ、好都合だよな。


ということで、あとは看護師ちゃんを待つのみですよ。

これがこないってのはお約束です。


そうこうしてるうちに10:00はまわり、15分過ぎたくらいで、「あ、こりゃダメだ」と時間を30分ずらした。


実は、女性患者の日は混雑してるけど、オトコは意外にシャワーを入らないから時間に余裕はあるんだいつも。


そうして戻ってくると看護師ちゃんが息を切らせながら、すみません、遅くなりましてなんてあわてつつも、もうシャワーに入る時間がないですねどうしましょう?なんていっておりましたので、30分ずらしたよっていうと、ココロの底からホッとされててそれがまたかわいいお顔だったのでラッキーと。


と、それで風呂にいくべえと、なると、おれに来客。

昨日、オヤジからメールで弟が見舞いにくると。

賢明な読者諸君におかれましては入院してがっきり3ヶ月経って見舞いってことからも、兄弟の絆の深さが伺えると思われますが、実は3週ほどまえからケアホームにいる祖母が入院してるんですよね。毎年恒例のメシがノドを通らなくなる病。これのついでなんですね。

で、そんなだからあまり会いたくもないし話したくもないんだけど、まあ、東京からきてるってのは事実だし、「顔も見たくない帰って!」ってのもなんだから、「風呂があるから」って理由で15分だけ休憩室で話す。

これが看護師ちゃんのファインプレイよ。彼女がいいタイミングで遅れたので、弟を待たすことなく、しかも、長く話すこともなく、うまくやっつけることができた。


いろいろな意味でさっぱりしたあと、工事現場と化してどたばたしてる病室の廊下を歩いては新聞を読みにいったり、ゴロゴロしてすごしております。


午後に事件は起こるわけよ。


今日は18時に身内に来週やる手術の話って以外やることもないし、売店いったりコーヒーショップいくこともねえなあと。

朝、ドリップコーヒー飲んだから、飲み物部門もないし、ちょっと腹がもたれ気味。あと、せき込みも終わらないしなあ。


と、この部屋の患者担当してる看護師ちゃんが、部屋のボスキャラと車椅子でどこかにいく。検査かなにか。

小1時間で帰ってくると、あきらかに険悪な状態。車椅子からベッドに戻すタイミングで、またジジイのくどくどした文句がはじまる。

「どうせこのことはまた看護師とか先生にいいふらすんだろ、すきにせいよ」みたいなこというんだよ。

で、看護師ちゃんも「わたしは看護師としてダメだからそういっただけです」みたいな。

ずーっとあとからわかったんだけど、ジジイは飲水量が制限されてるのに売店でジュースを買うなんてきかなかったのがモメるもとだったみたい。

で、ジジイ逆ギレで18番「おれなんかいつ死んでもいい」攻撃みたいの。


あーあって。

これまでも「なんだこいつ」ってジジイはたくさんいたけど、こいつはほんとラスボス級だな。とにかくオトコにきびしくて、自分の話にのってくれる看護師には、べたべたと気持ち悪い話を長時間したりとかな。エラそうにしてるわりに芯がないんだよな。


彼女がかわいそうで、こいつ、なんとかギャンといわせる方法ないかなーっと思いつつも、おれは火曜日になったら手術で、この部屋ともお別れになるし、次に帰ってきて、こいつがいる可能性はすごく低いんだよな。などと考えるのでしたよ。


18時から手術の話。

意外におれも知らない話がいっぱいだった。

おれはちょちょいのちょいで終わるのかと思ったら、前より難易度が高い手術になるとかなあ。

まずいことになると身体障害者1級になるとか。


オヤジが早く終わるのか?とか、泊まらなければならないのか?とかそういうてめえの用のことばかり主治医にいってるのに閉口。


そうか、難しいのか。イヤだなあ。


と、その話はナースステーションでしたんだけど、そのときも看護師ちゃんはそばにいて、書類をもってきてくれたのでした。おれのセキを心配してくれたりな。やっぱりいい子だよなあ。


彼女はシアワセになってほしいものです。医者の火遊びとかに捕まるなよ。


出戻り入院日記12

今日で手術1週間前となりまして、点滴がつながれることになりましたのでした。


点滴がつながれるのは午後からだということで、午前中にはなにか思い残しをやっておこうとあわてましたけど、結局のところなにも思い浮かばなくて、売店にいってパンツとどんなもんだろうか?ってドリップコーヒーの5個入りパックを買ってみました。うーむ。どちらも急を要するもんじゃないけどな。

上のガキが今日これないってことで、パンツのところ換えをたのんでいたのがダメになってなんかあわてたすえにパンツを買ってるという。別に今日取り替える予定もないのに。


いやもうおれも含めてだけど、今ここに寝ている「患者(おれのことね)」に対していうことややることがないんだよ看護師も先生も。

手術1週間前だねーってのと、点滴ついたねーってくらいで。

手術がなければ退院しても差し支えない健康状態だしね。でも、そのコンディションを手術まで保たなければならないので点滴などが必要なんだしなあ。だから、外泊してるってわけにもいかないという。


だからムダにゴロゴロと。


西側に向いてるので西日が強烈。だから、午後はなるべく居たくないんだよねえ。でも、今日はわりにムダにいましたね。


看護師による検査なんかもほぼないという。

朝に採血のときは、例のいい匂いの看護師(今日は無臭)が、いつものコトバ、「チクリときますよ」もいわずにズブリとさしてきて度肝をぬかれたな。ま、雑談しつつだったからなんだけど。そいでもって、あとでみると内出血。ちょっと痛かったもんな。


で、点滴。何度も書いてるようにおれの点滴は難しいです。

かつて、多数の看護師が涙を流しております。

ということで、今日の挑戦者はベテラン看護師。

ベテランで役職がついておられるような方だけど、すごく腰が低い話し方が特徴の方です。

彼女が針を刺しながら、「あ、ダメです。私ダメです」

なんていうんだよな。実際痛いしなんだなんだ?


ま、入ったけど、これはとてもおれが痛い刺し具合になっただろうということで「ダメ」といったらしい。

実際はちゃんと入ってはいましたし、針の場所もどこかにさわったりしないポイントをおさえてるし、痛みはないしで、ベテランのいい仕事ではありました。


今日はわりあいと部屋にいたので同室の名物ジジイのすごいのも一部始終きくことができました。

おれの点滴をさしたベテラン看護師が、もう交代時間をすぎてるのに話につきあわされてましたね。

大変だ大変だ。


明日は手術の説明会です。そいで、おれの予定は完全になくなるのです。木金土日月あたりなにやってるんだろ。今回の入院はこういうのが多すぎるよ。つーか、ぶっちゃけ必要のなかった入院だし手術だよなあとは思ってるけど黙ってる。


夕食後、ドリップコーヒーをためしました。休憩所の給湯器のお湯でコーヒーをいれたらビンゴ! 少なくとも100円の自販機コーヒーよりマシなものを飲むことができました。しかも安いしな。

これはもっと早く知っとけば良かった。


出戻り入院日記11

なまじ帰ってびっくりするほど普通に仕事してた分、病室に戻ってからのぬるま湯ぶりは逆に堪えます。


なんかたんたんとすごしてますし、今日の担当の看護師はなんつか愛想レスなヒトだし。ほかの看護師のハマりが悪いしな。


今日は午前中にCTスキャンがありました。これがなかったら、火曜の晩くらいまで外泊してようかと思っていたんですけどね。


CTスキャンは造影剤というのを点滴から注入していきます。

これが前もって書類にサインさせられるほど気持ち悪くなる可能性の高いシロモノなんだよな。

熱くなるんだよ。


で、まあ、熱い絵筆で背中から肛門のほうまでシューってひかれるような感触が点滴の瞬間走る。

これの冷たいのが覚醒剤なのかしらねえと思ったり。


実はここんところずっとせき込んでいるのでCTスキャンにおなじみの息を吸って止めて20秒そのままってのとかしんどかったですね。


で、終わりました。これで予定終了です。手術までビタイチやることナッシングな感じで、まあ、平穏な最後の1週間ってことにもなるんかな。また狂ったように読書モードに入ろうかなと思ったりもしましたが、もう季節は灼熱でね。


と、昼食後にあああもおおおお

って、飛び出して、1階ドトールコーヒーでヨーグルンのキウイライムを買い、例によって、2階のヒマな外来の待ち合わせでペショペショと食べた。うまかった。


そのまま戻っても熱いだけだし、辛気くさい重篤な同室のおっさんらといっしょにいるのもなんだし、どうせ看護師もハマってないしおれには用もないしで、そのまま、2階から渡り廊下で張り出して、河原に出られる通路から河原に出てみる。

これがいい気持ちでな。

「外」にでるってちがうよ。

ニートの方とかに説教じみたことをいう気はもうとうないけど、おれは、家にずっとって絶対に無理と思う。しかも、それがマンションの高層階とかかだと。

さすがに遠くに歩こうって気はないけど、ベンチに座ってはみた。

まわりに吸い殻がたくさん。

なるほど、館内禁煙の病院で1番近い喫煙スポットはここになるんだな。


明日か明後日か、またおれには点滴がつけられるのです。

だから、行動が制限されるんだよなあ。ここいらの感じがどうにも。


ま、早く手術して治って退院だ。看護師ハマってないし。

出戻り入院日記10

 2日間の外泊を終えて帰ってきましたね。
 やっぱ、家にいて、病室に戻ったとき、大流行のコレジャナイロボばりのモーレツな違和感を。 

あとすごくわかったのは、腰だね。おれの最大の敵であり弱点は腰だね。 しばらくの立ち仕事で痛んだのは心臓でも手術痕でもなく腰。キョーレツだった。 これはいかに立ってない、歩いてないかの証拠と気づいたので、明日以降はムダとは思うけど、できるだけ歩こうと思ったよ。 また手術したり点滴つながれたりしたり、それこそ心不全気味になったり、再手術の手術痕の痛さで台無しになったりするけど、それでも歩かないと、最終的には腰にくるし、これはかなり仕事の妨げになるなと思ったですよ。

 2日しか開けてないから、同室の方々も相変わらずだし、名物のおっさん相変わらずよ。まさに今!大騒ぎだよ。看護師もヒートアップよ!あーはははは!うっせえオヤジだよな。もう消灯間際だよなあ。 
そして、やっぱり、看護師は「むずかしい」患者が好きだよなあ。おれもむずかしくなってかまってもらおうかなとちょいちょいと考えるけど、どうもね。 基本ヒトに迷惑をかけるのがキライだからなあ。
 しかし、医者が患者に1番いってはいけないセリフって「肺炎かもしれない」ってことだったのは今知ったよ。そうだったのか。ってよくわからんわ。 
ま、あと1週間ほどは、この病室にはいるし、たぶん、それくらいでこの名物は治ったり退院したりしねえだろうし、たぶん、おれが退院しても寿命が尽きるまで(くわしくは書かないけど、チキンレースなことを繰り返し繰り返ししている)入院してくるんだろうなあ。 
と、おれが入院している間に、家のとなりのババアもケアホームに入ることになってたりなあ。 なんだか、「老い」とか考える機会が多いこのごろっすね。 

あと、今度退院するときは今日くらいの体調でいたいわ。まだ、完全じゃないけど随分とマシ。前回の退院時は絶対におかしかったんだなあと。

出戻り入院日記9

昨夜は大変だった。
 同室のおっさんが男性看護師を説教してるタイミングで目が覚める。また点滴が必要だけど、おれはこれ以上点滴がやりたくないってことで。 
ハイハイいいながらも点滴をすることになったんだけど、針をさすのを失敗したんだよな。そうしたらジジイの怒りが爆発してな。 
「別の看護師呼んでこい」いうてね。 
ま、それはことなきをえたように思えたけど、そのあとのベテラン看護師による点滴もうまくいかなかった。というか、そのジジイが寝るときに針が曲がったみたいでな。 だから、四六時中ピーピーと点滴の輸液ポンプからアラームが鳴りっぱなし。 また、ジジイがそれに対して平気なんだよ。甲高いビープ音が聞こえないみたいで。 で、ピーと鳴り響く部屋。パタパタと小走りでナースステーションから止めにくる看護師。このループが延々と続く。
 で、いつもは5時台におきるけど、今日は7時間際まで。 逆によく眠れた!良かったのか悪かったのか。 というか、眠りにつく時間が早かったのかもしれないな。

 そういう1日のスタートでした。やっぱりこの生活は睡眠が足りない。この環境では絶対に安眠できない。2ヶ月ガチガチにいてもなれない。それがおれの健康を1番奪っているんじゃないかと思うわ。

 どうせやることがないだろうと、明日明後日の土日に外泊許可をもらう。 すんなりOK。もともと心臓の異常がなくて心不全だけだったら退院のタイミングだったしな。 今日はレントゲン撮影だけってことで、楽にかまえてました。 そして思いも寄らぬ惨劇に見舞われるのです。
 いや、見舞われないのです。そのまんまの大雨の富山県地方なれどずっと病院にいるから関係ねーよ!のノホホンとした1日でした。 

一瞬レントゲンを撮りに行ったあと(所有時間2分)、ドトールでブレンドを持って、また2階の待ち合わせ室ですすってから戻る。

 困ったことは寒いことです。外が雨で寒いのにエアコンがベッドに直接吹きつけてたまらないので、意味もなく、通話室まで逃げ込んでそこにいてiPhoneをいじったりはしてました。点滴類がまったくない身軽な今だからこそできる技ですね。また手術前になると点滴が復活するそうですしね。
 そう、手術の日も手術の説明会の日も確定しましたです。やっぱ負い目ってんじゃないでしょうが早めに動くね。 師長さんもあいさつにこられたしな。ま、ガキが同じ中学で同じ受験生だからそっちのほうの話で盛り上がる感じでしたが。 

ま、おおむね平和な1日でした。昨今はだれかに腹をたてたりガッカリしたりはないので幸せです。 ま、病院で「過ごす」ってことにやっとなれたのかもしれません。 

ということで、病院について思うことをだらだらと書いていこう。明日と明後日はこれを更新するかわからないし。 

入院するときに必要な小物ベスト3
 1位 耳栓
 2位 タオルケット 
3位 つまようじ

 ま、別格なのがiPhoneですけど、それはスマホでも、モバイルWi-FiとノートPCでもなんとかなりますからお好みと用途にあわせてどうぞということですけど。 

耳栓は寝るのに必要。ただし夜でも平気で看護師がやってきてなんかいってきたりするのでそういうときは面倒。 いや、ま、大勢の方が証言されてますが、入院してる各フロアに「名物」の方はいます。おれ感覚だと複数います。そういうヒトに文句をいったり怒りの感情を持つよりは、快癒のためにエネルギーを使うほうがマシなので、耳栓を使いましょうってことです。夜眠るのは入院生活で1番大事なことと思います。寝る以上に効果的な治療はないと思いますし。 

タオルケットはお好みですけど、病院の布団はおれの体質に合ってないし、この病院はトップクラスにダメ。なのでいつもなれてるタオルケット。 最初のころは腰の痛みから敷布も用意していたけど、ベッドの角度調整でなんとかなることを発見したので以降はそれでやっている。

 3位はつまようじ。4人1室でひとつしかない洗面台なので、朝夕に順番待ちとかめんどくせえことになりますので、おのおのに時間を割くことが難しいんですよね。 おれは6時に起きて洗顔してそのままひげ剃りして歯を磨くまで一気にやってしまいます。ひげそりは洗面台の前でやりますが歯磨きは廊下にでて窓から内庭をみながらってパターンで。 で、どうしても雑になる分、つまようじでフォローするわけです。 というか、おれはずっとそのやり方です。糸ようじのかわりといいますかね。

 どうせだし、入院中に体験したいこと(エロ抜きで)

 1位 マジでたのもうと思ってるけど退院の2日前くらいから、今の「脂質E」って意図的に油抜きのメニューを通常メニューにしてほしい。
 2位 痰の吸入 

 あ、こんなもんかな。 1位は味付けの差が知りたいのと、前は金曜日にパンがでてたのに今おれだけゴハンでさー。イヤなんだよ。目玉焼きの半分とキャベツの千切りに申し訳程度のフレンチドレッシングじゃゴハンが消化できないんだよ。 同室の名物ジジイは昼はいつもソーメンを出してもらってるってのもいいなと思う。

 苦しそうだけど、終わるとすっきりしそうな痰の吸入もやってもらいたいなあ。ノドの奥にチューブみたいのをたらしてズズズと吸い込んでもらうの。 ここんところさっぱり担当にならなくてちらりと顔をみるだけの、お気に入りのおっぱいの大きい看護師に、吸い取ってもらいながら「ああ、すごい。すごい取れてる。ああ、ああ」っていってもらいたい。よくとなりのジジイの痰をとりながらこんなけしからんセリフを叫んでいたのよ。

 ま、でも、すべての第1位は「早く退院したい」かな。 明日明後日の外泊はとりあえず楽しみにしてよう。

出戻り入院日記8

いつ寝違えたのかも忘れちゃったけど、右腕が痛くてたまらない。とくに「ひねる」動作をすると大変な痛みがビビビと走る。

いちおう、毎朝、「おかわりないですか」とたずねてくる看護師には話してるんだけど、イマイチ、マジメにとってもらえない。

まあ、おれとしてもどう考えても専門外の「おかわり」について話してるって気もするわけで、もうひとつ押しが弱いのは自覚してはいるんだけどね。

でも、こうやってキーボードで文字を打ったり、iPhoneを落としたりはするくらい日常生活に支障をきたしてはいるんだけどなあ。


朝食が1番苦しいやつだった。豆を甘く煮たのと、キャベツの千切りの和えたのと、大根の味噌汁。

キャベツでゴハンをすすめつつ、要所で煮豆を口に入れて減らしていくってかんじ。ここの味噌汁はほぼお湯かどうかすると妙に塩っぱいだけのお湯なので戦力にはならない。


今日はこれまたやることがない日で、なおかつ点滴もはずれたのでおれをしばってるものはなにもない日ではあったんだけど、昨日も書いていた再手術のことがアタマにひっかっかってゴロゴロしてたなあ。あと、右手の痛みもその理由に加えておくか。


自分で予約してきたシャワー以外は本気でなにもなく、同室の名物のおっさんがシャウトしてるのを看護師が一生懸命なだめているのをみて「かまわれてていいなあ」と思ったりな。


と、昼食後、ややゴロゴロしてから13時にシャワーにいく。

これがいい感じだった。サッパリしたので、そのまま間髪入れず、昨日はダメだったことをためす。


この病院にあるコーヒーショップはドトールコーヒーで、そこにフローズンヨーグルトにフルーツソースをかけた「ヨーグルン」というシェークっぽい飲み物があるんですよ。

昨日もそれを飲もうとしたら売り切れてたようだった(いつもあるノボリをはずしていた)ので、2階の売店でアイスを買って食べた。

今日は、ノボリがあった。というか、アレだね、今日からなのか、新フレーバー3種がお目見えだった。おれはザクロ&グァバにした。320円。ちょいと高いなと思いつつも。


そそくさと2階のもう外来が終わってる部署の待ち合わせ室にいって、すする。

これがとっても美味い。

とっても幸せを感じてしまった。日の当たるテラスみたいな待ち合わせ室でシャワーあと、ノホホンとヨーグルンを飲む。すごくいい気分転換になったので気持ちを固めましたよ。


再手術はそのままやろうって。


「最短」ってことを考えるとこれが1番かなと。リスクやらいろいろ考えても、まあ、ベターなんだろうなあと。


夕方くらいにきた主治医と担当医にそのむねを話す。

んま、そういわれたら逃げるだろうけど、むこうの手術ミス的なこともあるんだろうしな。えらい丁重に「ありがとうございます」とアタマを下げられた。


そのあとオヤジにも電話でつげる。

これで7月いっぱいまでの入院がきまった。


ただ、手術の予定がいっぱいらしいので、おれの番は再来週になるそうだ。


だから、これから以降はバリバリと外出したり外泊したりしようかと思ってる。

とくに土日にいる理由がまったくないからなあ。