闘病記

心筋梗塞になって入院してからの病院関連の記録日記。そんな闘ってません。

出戻り入院日記13

いろいろあったぜ水曜日。


今日は、おれのお気に入りのおっぱいの大きい看護師さんが大活躍よ。あんまりおっぱいおっぱいいうの悪いと思うくらいさ。


昨日、思ったけど、この子、気に入ってるわりには全然素性とか知らないんだよな。看護師さんと雑談だの普通の話だのしてると、自然とお互いの住んでいるところか身の上みたいのがわかってくるけど、彼女の場合、自身のことを話さないんだよな。

でもって、富山弁じゃない。関東なまりだよな。だけど出身がどこかわからない。つまり謎多き女性なんだよ。おっぱいは大きいそして身体は小さい(中3の下のガキより身長が小さい)。なおかつ「めしばな刑事タチバナ」のヒロインに似ているとこれくらいかな。

ま、聞けば一発なんだけど、そこいら、おれの奥さんにもあった「よけいなこと詮索するな」オーラが漂ってるんだよな。


彼女が今日の担当。

昨日から点滴をつけていて、今日、シャワーを浴びるけど、どうしたもんじゃ?と相談したら、私がダンドリしますよとたのもしい返事。だから、予約をとりにいったのです。10:00から。

おれのもくろみとしては、だいたい10:00からはじまる回診が終わった瞬間に看護師さんに点滴はずしてもらってシャワーという感じで。


今日、ナースコールの取り替え工事があってナースコールが使えない午前中だったんですよね。それでずっと混乱気味だったのです。回診が10:00前だった。しかも、おれのところ20秒。担当医が「どう?大丈夫」で終わるという。


まあ、好都合だよな。


ということで、あとは看護師ちゃんを待つのみですよ。

これがこないってのはお約束です。


そうこうしてるうちに10:00はまわり、15分過ぎたくらいで、「あ、こりゃダメだ」と時間を30分ずらした。


実は、女性患者の日は混雑してるけど、オトコは意外にシャワーを入らないから時間に余裕はあるんだいつも。


そうして戻ってくると看護師ちゃんが息を切らせながら、すみません、遅くなりましてなんてあわてつつも、もうシャワーに入る時間がないですねどうしましょう?なんていっておりましたので、30分ずらしたよっていうと、ココロの底からホッとされててそれがまたかわいいお顔だったのでラッキーと。


と、それで風呂にいくべえと、なると、おれに来客。

昨日、オヤジからメールで弟が見舞いにくると。

賢明な読者諸君におかれましては入院してがっきり3ヶ月経って見舞いってことからも、兄弟の絆の深さが伺えると思われますが、実は3週ほどまえからケアホームにいる祖母が入院してるんですよね。毎年恒例のメシがノドを通らなくなる病。これのついでなんですね。

で、そんなだからあまり会いたくもないし話したくもないんだけど、まあ、東京からきてるってのは事実だし、「顔も見たくない帰って!」ってのもなんだから、「風呂があるから」って理由で15分だけ休憩室で話す。

これが看護師ちゃんのファインプレイよ。彼女がいいタイミングで遅れたので、弟を待たすことなく、しかも、長く話すこともなく、うまくやっつけることができた。


いろいろな意味でさっぱりしたあと、工事現場と化してどたばたしてる病室の廊下を歩いては新聞を読みにいったり、ゴロゴロしてすごしております。


午後に事件は起こるわけよ。


今日は18時に身内に来週やる手術の話って以外やることもないし、売店いったりコーヒーショップいくこともねえなあと。

朝、ドリップコーヒー飲んだから、飲み物部門もないし、ちょっと腹がもたれ気味。あと、せき込みも終わらないしなあ。


と、この部屋の患者担当してる看護師ちゃんが、部屋のボスキャラと車椅子でどこかにいく。検査かなにか。

小1時間で帰ってくると、あきらかに険悪な状態。車椅子からベッドに戻すタイミングで、またジジイのくどくどした文句がはじまる。

「どうせこのことはまた看護師とか先生にいいふらすんだろ、すきにせいよ」みたいなこというんだよ。

で、看護師ちゃんも「わたしは看護師としてダメだからそういっただけです」みたいな。

ずーっとあとからわかったんだけど、ジジイは飲水量が制限されてるのに売店でジュースを買うなんてきかなかったのがモメるもとだったみたい。

で、ジジイ逆ギレで18番「おれなんかいつ死んでもいい」攻撃みたいの。


あーあって。

これまでも「なんだこいつ」ってジジイはたくさんいたけど、こいつはほんとラスボス級だな。とにかくオトコにきびしくて、自分の話にのってくれる看護師には、べたべたと気持ち悪い話を長時間したりとかな。エラそうにしてるわりに芯がないんだよな。


彼女がかわいそうで、こいつ、なんとかギャンといわせる方法ないかなーっと思いつつも、おれは火曜日になったら手術で、この部屋ともお別れになるし、次に帰ってきて、こいつがいる可能性はすごく低いんだよな。などと考えるのでしたよ。


18時から手術の話。

意外におれも知らない話がいっぱいだった。

おれはちょちょいのちょいで終わるのかと思ったら、前より難易度が高い手術になるとかなあ。

まずいことになると身体障害者1級になるとか。


オヤジが早く終わるのか?とか、泊まらなければならないのか?とかそういうてめえの用のことばかり主治医にいってるのに閉口。


そうか、難しいのか。イヤだなあ。


と、その話はナースステーションでしたんだけど、そのときも看護師ちゃんはそばにいて、書類をもってきてくれたのでした。おれのセキを心配してくれたりな。やっぱりいい子だよなあ。


彼女はシアワセになってほしいものです。医者の火遊びとかに捕まるなよ。