闘病記

心筋梗塞になって入院してからの病院関連の記録日記。そんな闘ってません。

入院日記20

入院43日目。

眠れなかった。

理由はわかってる。ここの病院の布団が絶望的におれに合ってないんだよ。

なにか上にかかってないと眠れない性分で真夏でもタオルケットをかけるんだけど、それが重かったりまとわりつくのがイヤなんだよなあ。と、まさにその2つの特性を兼ね備えた使えない布団。

どうせ、集中治療室は短いから、どうせ個室は以下同文だから大丈夫って、軽視してたのが寝不足につながったわけだね。

こういうべたべたしていく布団は冬場はまだしも、今くらいの季節は暑いんだか寒いんだかさっぱりわからなくてとてもダメ。


これでだいたい2晩。本当のこというと前からそうだったんだけどこれまでは痛み止めの朦朧とした感覚を利用して強引に睡眠バスに乗ることができたけど、どうも徐々にダメになって昨晩がピークだった。


ということで、20分くらい悪夢をみては2時間まんじりともしないって感じの朝です。

実に、日本時間の深夜2時からあったアップル社の新製品発表のWWDC2012をテクニカルライターとかでもないのにだいたいリアルタイムでみてます。ほかにやること、やれることはなかったしよ。

あー、MacBookproほしい。Retinaのやつ。


昨日は貧血にやられてましたが今日の予想もしない敵は筋違いによる左肩の痛みです。あるいは、手術の痛みなのかもしれないですが痛いんだこれが。


そんななのに個室を出るという。部屋移動でした。しかも午前中に。

そして戻ったのが前といっしょの部屋。

前とベッドの場所がちがい窓際になった。

よくしゃべるジジイと、タンをからめることが仕事のジジイはいた。以前のおれの場所にニューカマーがいておれはウンコもらしたおしてたジジイのところ。


午後はあちこち歩き倒したろうと思っていたのに予想外の左肩の痛みにわりにだらだら寝てましたけど、リハビリの先生はいきなり500mを歩かせたりとかなりのフルスロットルモードだったりします。そのころはまだ今ほど肩も痛くなかったんで余裕でしたが。

その前にひとりで心電図とレントゲンもいってるしな。


部屋のトイレが使用中だったからって見舞い客用の一般トイレまで歩いていったときは痛みもピークで死ぬかと思った。途中休憩所でそうとう休憩してたくらい。


いまや身体に管とか測ってるメーターとかなにもなくて、退院一直線だなと思ってたら、甘かったなあ。


とはいえ、クスリも減ったしで、前には進んでいるんだけどね。


手術したら数値が崩れたってことで、ここんところ1日に4回、血糖値の検査をしている。

昔なつかしのロケットペンシルを太くしたようなペン軸に使い捨ての針を仕込んでパチンとノックしたら指先に一瞬針が飛び出して血が出る。それを機械で読みとって数値を記録するというもの。けっこう厳重にこれをやらされている。寝ぼけているのを起こされてまで。


「セブンイレブンの法則」っていって、70から110くらいがだいたいの正常の数値だそうです。看護師さんが学生時代に覚えていたそうで。

おれは90から140くらいをウロウロしております。

これがまた測る前に甘いモノを飲んだり食べたりしたら数値に影響がでるから控えたほうがいいんですけど、昨日はオランジーナ飲んでいた直後に測ったけどセーフでした。


当初、今日の入院日記はどうせだから克明にみた4つくらいの悪夢を詳しく書いてやろうとしたけど止めることにしました。

あんまり悪夢じゃないのは、オセロ中島氏が芸能界復帰の夢かな。なんだかおれは知り合いで彼女に軽く抱きついて「よう戻ってくれた。このメンバーで「知っとこ」をこれから10年続けよう」って泣きながらいう。

なぜか中島氏の顔もみえて彼女は素の顔で適当な生返事。

まあ、今にして思えばすでに知っとこは前のカタチじゃないですわなあ。


彼女、やせて、けっこうショートにしてまたお笑いの本分として軽妙な司会をやろうなんて感じになっててよかったです。松嶋氏ともいちおうはやりとりはできるほどみたいですし。

って全然悪夢じゃないですね。


もう1個のマツコ・デラックスさんがからんでるエグイのは止めておきます。