闘病記

心筋梗塞になって入院してからの病院関連の記録日記。そんな闘ってません。

帯状疱疹日記0〜 いかにして帯状疱疹で入院するに至ったか〜

・ごぶさたです。アバウト1年くらいのごぶさたです。

帯状疱疹帯状疱疹により、2016年2月9日より入院しております。
・今回はここまでに至る経緯をお話ししたいと思います。
 

1月27日

・はじまりは1月の中旬。
・犬がうるさい。この暖冬で余裕があるのか犬の夜泣きがうるさい。
・ここ2〜3日の明け方のうるささは尋常じゃないのでさすがに様子を伺おうと降りて行ったら、首輪をつけた黒い土佐犬風の犬が玄関口にいて腰を抜かす。放し飼いかよ。
・友好的な性格のようで持った傘でそっと促すとすっと去っていく。
・それで終わったかと思ったら、その後も毎日毎日啼く。しかも、やっぱり同じ時間。
・そしてきわめつけに眠れなかった1月27日。もう一度見に行ったら、くだんの犬。しかも、今度はリードに繋がれている。なおかつ、つないだ端を持っているジジイは新聞を配達している。
 
・なるほど、新聞配達の合い間に犬の散歩も兼ねているわけか。合理的だな。そして犬が明け方にむやみに啼くわけのも合理的に解決したわ。
・これは新聞配達としてセーフなのかアウトなのかはわからないけどおれはその日を境にどんどんと体調が悪くなっていく。
 
・そうじゃなくても暖冬のわりに寒さを強く感じるし、ちょっとしたことで風邪の初期症状に似たようなものを感じてはいた。
 

2月2日

・右こめかみが痛い。
・時折思い出したかのようにズキンと痛む。いつもとはあきらかにちがう痛み。
 
「右こめかみ 痛い」などで検索すると脳梗塞?なんて出てきて非常にいやな気持ちになる。
・ここを読んでいただければおわかりのとおり、心筋梗塞臨死体験のあと3ヶ月も入院しているし、心筋梗塞脳梗塞はとっても相性がいいです。マイファザーもマイアンクルもマイカズンもそのコンボを体験済みでございます。
 

2月4日

・痛みがどんどんと顔の右半分に広がる。耳の手前のリンパも痛い。口を開けると痛い。つばや液体個体を飲み込むと痛い。水を飲むのも痛い。
 
・わかりやすい風邪の症状だ。とはいえ、これはタダの風邪じゃないことも余裕でわかる。1番大きいのは慢性的な睡眠不足。寝ても寝ても寝足りない。
・くわえてだるさで身体が動かない。頭が冴えない。とにかく、このこめかみと耳の前のリンパを中心にくるズキズキする痛みで思考がまとまらないまとまらない。
 
・ここらへんから、朝ごはんを食べず、昼休み時間はだいたい寝て、夜も風呂から上がったらすぐに寝る生活になってます。
 

2月5日

・このあたりから痒みがともなってきて、いろいろと症状を検索した結果、帯状疱疹ではなかろうかとの結論をだしておりました。
 
帯状疱疹は、痛みがある皮膚病です
 
・とはいえ、相変わらずここにはない耳のリンパ痛んだり、たとえようのない身体の疲れがある。
痛みが起こり始めてからかさぶたが治るまで、約3週間から1ヵ月かかり、多くの場合、強い痛みを伴います
・2月いっぱいそうなのかよーとは思っていた。痛いけど、ここまでの間、仕事はできてますからね。
・さいわいといったらなんだけど、店はヒマだったから割合と楽観視していた。
 

2月6日

・急転直下の土曜日。発疹がわかりやすくではじめた。
・正体を帯状疱疹と見破った瞬間に姿を隠す必要がないと思ったのかどうどうと右顔の上半部に現れはじめた。
痒み痛みも激しさを増してきており、発疹が顔にできる瞬間がわかるくらいのスピードで(該当箇所がチリチリする)発疹が増えていく。
 
帯状疱疹には即、抗ウイルス薬 1週間服用で完治
 
・こりゃあ月曜の朝に即近所の内科医にいって薬を処方してもらい飲むのが1番段取りいいなと。ほっといても3週間でなおるそうだけど堪える。
・頭痛ってのにあまり経験のない人生であったがこれは辛いね。なにもできなくなる。孫悟空三蔵法師様にお経を読まれてクビの金冠がグイグイしまるのと同じ感じ。前々からあれくらいでそんな苦しいかね?と思ってたけどこりゃあ苦しいわ。
 

2月7日

・もう犬の啼くタイミングには起きているというくらいに寝不足にもなれはじめてきたんだけど、それとは別に帯状疱疹の痛みが。
・夏休み焼きすぎて日射病と皮膚がチリチリする感じ。アレと焼きすぎて吐きそうってのが似ている。
・ほかの症状はフェイクだったとばかり右上部の発疹からの痛みのみになる。昨日よりさらに激しいものになっている。
・そして、このタイミングで雪。踏んだり蹴ったりとはこのことだ。
・そして、発疹も増えていく。昨日からゾンビ化がはじまってたのがどんどんと進行。ホンモノ(ホンモノってなんだよ)
・発疹とかゆみと痛みはさほどシンクロしているわけではないがいよいよ病気然としてきてはいる。
 

2月8日

・登校日の下のガキよりもはやくに近所の病院に行く。開いていないにしても予約くらいしておきたいなと思って。
・するってえとすでにして行列ができている。正式なオープンは9時だぜ?8時にして10人越えている。
 
「どうされました?」
「今は6度4分しかないけど、昨日は7度5分あった。あと喉も痛いから」
 
なんてのが多いのとは思うのだけど(実際に待ってる間にあったやり取り)。
 
・おれの番。果たして顔をちらりと見るだけで「帯状疱疹でまちがいないです」と断定。
・よし、これで薬を処方してもらって店に行けばOKだな。
「ただ、場所がおもしろくない」
「場所?」
・以下、このあと何度か耳にすることになるのだけど、帯状疱疹は身体中を輪のように通っている神経系統にそってウィルスがついて発疹となるもので、顔は3本流れている。その中の1番上に流れているのが1番タチが悪いんだそうです。おれのです。
・そのまま、目や耳にウイルスがついてしまうので最悪失明や聴覚障害が起こり、そうじゃなくてもはやめに手をつけておかないと、発疹が去ったあとにも、神経痛という形で頭痛はが残るそうです。
 
・じゃあと、行きつけの病院の眼科と皮膚科に紹介状を書いてもらいそのままいってこいとのことで急遽店を休みにして、急遽、病院。
・眼科ということでどうなるかわからないので、上のガキも連れて行く。
 
・眼科にいって、皮膚科にいって、もう1回眼科にいって皮膚科にいったころには、上記の「場所が悪い」と何度かいわれたあとで、「入院して点滴を打って直したらいい」といわれ入院決定。
 
・その日からともいわれてたけどさすがになんの準備もしてないし、1日早くてもあまり関係がないのは知っているので次の日からにしてもらう。ただ、今回はちょっとちがったかもしれない。それにしても昨日の今日でノーフォローの状態で店を休むのは無理があったのも事実で、前回とはいろいろと違うんだなとも思った。
 
・そして入院となったのです。あいかわらず入院前の「こんなことをしてる場合か」という想いは強いのだけどそれでいうと、入院している方のほぼ大多数が予定のない入院なワケでさ。
 
・場所が悪いと入院ということがわかったのでした。