闘病記

心筋梗塞になって入院してからの病院関連の記録日記。そんな闘ってません。

出戻り入院日記16

「今日は今までで1番悪い日」とは同室の名物ジジイの言ではありますが、おれにはそんなことなはい穏やかすぎる土曜日でした。世間は3連休なのですね。


今日から本格的に吸入がはじまりました。これまでのはなんかのまちがいだったそうです。どおりで1日2回のはずが1回だったり、同室のおっさんと流れでやれば自然なのに、別スジからまわってきたりとみょうに不細工な系統になっていたわけだわ。

吸入ってのは、お祭りで昔売っていた小鳥のような鳴き声がでる笛のようなものにクスリがはいっていて、それを原動機みたいなポンプから空気を押し出すことで霧状になりのどに飲み込むというモノですね。

だいたい10分くらい。ノドや風邪気味だとむせて大変。今日あたりはおれはずいぶんといい感じになっていたので全然むせることはありませんでした。


この吸入やるとき、たいてい看護師が「吸入いいですかー?」なんてカートの上に機械を押したのをゴロゴロ押しながらやってくる。


そのときにいつもいいたくて、でもいうと確実にダメなコトバをここに書く。ダメでも看護師にいった方が効果はあるんだけどなかなか。


「吸入いいですかー?」

「まずキミの唇を吸入して、その次だったらいいよ」


ほら、ダメだろ。さすがにダメだろ。おれがGacktでもダメだろ。


ま、ここで書いたからいいや。気が済んだ。あと、正直唇吸いたいヒトはこの吸入をまわす係にはいないし。オトコもいるし、今日はオトコだったし。


ああ、ちなみに、上記の名物ジジイが今日がサイアクの日だったゆえんは、昨日、テレビカードをてめえのミスでへんなところに差し込んでテレビをみられなくしており、不機嫌だったところにくわえて、今日、チンチンの洗浄にきた看護師に八つ当たりしたためにそのまま自家再生産的に怒りのボルテージがあがったからですね。

「毎日毎日洗いにきやがって、おれのは見せ物じゃねえ」って啖呵をきっておりました。勇ましい話ですね。

とはいえ、そのあと、ジジイハマってる看護師に泣き言をいうんだ。このマッチポンプぶりに気がついてないんだよな。幸せだよな。


と、あと、向かいのおっさんの奥さんもきて、この奥さんの大阪弁のマシンガントークもうっとおしいんだけどなあと思ってたら、上のガキがくる。


火曜日の手術に必要なセットを持ってくる。

今日も学校でなにやらイベントチックなモノがあるそうで。


じゃあってんで、1階のドトールコーヒーでヨーグルンでも食べようかって降りる。

ところが、ヨーグルンは9時からなんだよね。8時45分ほどで、待つか?と提案したら、ガキが9時はいかないとダメだと。

しょうがないんで2階売店でアイスを買う。おれはパリッテの期間限定の白いの。ガキはアイスボックス。あと、ジュースやら大福やらも買わされる。でも、ヨーグルン2つよりは安くあがる。

しかし、上とはこの入院でよくしゃべるようになった。逆に下は疎遠に。まあ、しょうがないところもあるんだけどね。


そして本格的にやることがない。

せっかく治りつつあるんで体調を大事にゴロゴロ過ごした。最近、点滴の輸液ポンプのバッテリーが切れかかって焦る。


平和な1日ではありました。

明日はヨーグルンいこう。あるいはサルサドッグいこう。9時以降にいこう。