闘病記

心筋梗塞になって入院してからの病院関連の記録日記。そんな闘ってません。

入院日記18

入院35日目。手術は明日。


手術したら集中治療室行きになり、そうなるとまたケータイ禁止になるので、しばらく更新はできません。んまあ、前回ほど長くないようです。1週間は開くことがないハズ。

あるいは、ここんところずっとあらゆるヒト(担当医、看護師、同室のジジイ、各科の医者など)からいわれてる「万が一」がある場合は、このまま、サヤウナラと偽古語のなつかしの原律子さん風なことになります。そうなると入院35日間はおれにとってロスタイムだったのかなと。若い看護師にたくさんチンボさわってもらっていい冥土のみやげになったっちゅーことになるのですね。まあ、それはそれでありがたかったかな。イヤイヤイヤ。まだ生きてたいわ。この際だから100とかまで現役でバク転できるイキオイで生きてたいわ。iPhone 30くらいまで?

んま、読者のみなさまがたは手術の成功を祈ってねー。おれも祈るし。


今朝はどういうことかわからんけど5時30分に採血されるところからはじまる。何だってこんな時間?まったくわからんけど、同室のジジイの今日の検査とかの都合上の採血の「ついで」みたい。

ま、起きてたけどiPhoneでエロ動画を戯れに無音でみてED治らねえかなと思ってたのでたまげた。これで病状がひどくなったらその看護師に責任をとってもらおう!美人だったので好都合!でも、妊娠中なんだよな。ここは妊娠中の看護師が多すぎだよ。マタニティナースなんてジャンルは一本道にあるのか?あるいはカリビアンコムには。


まあそれでなし崩し的にはじまる1日です。


朝は洗顔と歯を磨くのです。洗顔は難しいのですが歯を磨くときは洗面台を占有するのもなんなんで廊下をウロウロします。

これは家にいるときからのクセで歯ブラシをくわえたままWiifitで体重を計るのが日課です。

で、今日たわむれに病院の中庭の窓を開いてみました。

すると、非常に新鮮でさわやかな空気。

で、ふと、病室の澱んだ空気を思うのです。

空調管理はしっかりしてるけど、なんていうかな、患者、病人の持つ負のオーラなんてのはやっぱり淀みとなって病院にしみついているんだろうなと。

それは健康なときに「見舞い」として病院、とくに病棟に入るとわかるわ。てめえが「それ」すなわち「病原体」だったからすっかり忘れてた。

で、考えてみると、看護師が若い女性が多いってのはスジが通ってるんだなあと。

「若いオナゴのエキスを吸って若返りじゃあ」

ヒヒオヤジがいっているのは真理なんだな。

というか、看護師がすべて男性、しかも、中年以上だったら、それはあんた刑務所だよ。

たぶん、これは性別関係ないと思う。若い女性の患者であっても看護師はイケメンの韓流スターみたいなのより女性看護師のほうがいいと思うんだよな。

となると、若い看護師はエキス吸い取られるって面でもハードワークではあるんだなと。

エキス吸い取られ代は給料に入ってるんだろうか。


と、看護師に1回聞こうと思ってたことを思い出したので書いておく。

看護師同士で飲み会ってのはあるみたいです。大きなというかパブリックなのは歓送迎会。それ以外にもちょこちょこあるみたい。最初に入った集中治療室は看護師も気持ちがゆるむみたいでそういう話もバリバリ患者の前でしてたから。

看護師同士の飲み会だとだれか酔いつぶれても対処が早くっていいよなあって話をしたいなと。なにかおもしろい裏話が聞けそうな気が。まあ、そんな機会も、「万が一」があったらねえんだけどさー。


で、看護師(どうしても身近な対象ってこうなるんですみません)の多くはマスク着用なんですよね。これがまた一定のパターンみたいのがあり、マスクをつけているときとつけてないときがある。

そのパターンの理由が聞きたいなと思ったりもするんですけど、まあ、マスクつけてるのはやっぱり嗅覚を守るって意味合いもあると思うんですよね。普通はみたくないものも仕事上たくさんみなくてはなりませんからね。たとえば便とかね。これは患者の健康状態を観察するためには必須だけど、基本みたくないですわな。そしてそれにもまして嗅ぎたくないよなあと。だからマスクなのか。

あとはマスクつけると化粧の手間が省かれるからか。ハードワークですぐ汗をかいたりするみたいしね。今日会った麻酔科の担当さんなんかはマスクできてましたけど、6階の病棟までおれに会いにこられ話すときはマスクをはずされました。そのとき口元に汗が浮かんでましたね。


今日の大きなイベントとしては麻酔科にいって話をきいてくるってのがありました。

午前中によばれ点滴ひきずっていったら入院患者はおれひとりで、外来の一般人にジロジロとみられる。なおかつ、ショートカットですぐに呼ばれて「なんだあいつ」って目でもみられる。


麻酔科の先生に当日のダンドリなんかをきかせられる。まあ、寝てて目が覚めたら手術が終わって集中治療室の天井が見えますよって話だそうです。

いやまでも肺がとまる、心臓が止まるから人工心肺をいれるって聞かされると穏やかではないよなあ。


こないだ手術後の集中治療室にいったときはマスクをもらったけど、今度は、靴下をもらいました。とはいえ、これは手術中のエコノミー症候群で足に血栓ができてそれが肺にとんでいくのを防ぐためのストッキングみたいなもんだそうで。


そのあと、さらにだめ押しで当日の手術担当の麻酔科の方とお話ししてました。自身も去年ここで麻酔をかけられて手術をしたそうで。その体験もまじえていろいろと。

で、質問はないですか?とよく聞かれるんですが、質問はないんだよねえ。寝てるしかないし、はじめてのことだし。


そんなことよりもイレギュラーだったのが点滴の問題。


昨日の朝につけてもらったのをおれが線を踏んではずしてしまい、急遽そこにいたおっぱいの大きい看護師さんに付け替えてもらったんですが、これがうまく入ってなかったみたいで、翌朝、腕がパンパンにはれてました。

それを朝の担当の看護師にいったらゆゆしき事態ということになりました。

で、とりあえず針を抜いて、朝飯あとに、すぐにシャワーにいかせられ、手術前の身体を洗うってのを終わって再度つけることになりました。

妊娠してる(さきほどのとは別の)ベテラン看護師にやっていただきました。

すごく苦労してここかしらとズブリと針をぶっさしていきました。ベテランだけあって昨日のおっぱいの大きい看護師さんよりはさらりとして痛みもなかったです。

そして、それが入ってないって判明した夕方です。

機械が何度もエラーを出すので、どうしたことじゃと思ったら、入ってなかったと。

もう、左手の1.5倍くらいに右手が腫れあがってますが、ここにさらに針をうつのかとゲッソリしてました。

結局、肘より上のところに刺していかれました。

これで安定してほしいものです。この点滴は手術のときに麻酔を流すものだから重要らしいんですよね。


今日の入院日記は時間軸があっちこちしていてもうしわけないですが、麻酔科にいって帰ってきて昼前。

朝と昼に高野豆腐がでるってもうちょっと考えてほしい献立のゴハンを食べた後。


まず、4日ほどいなかった手術あとのジジイがやってくる。

それに合わせるかのようにいつも手をかけてる仙人ヒゲのジジイが腸の検査のための下剤のためかすごく派手に漏らす。なぜわかったのかというとズボンがものすごい状態で看護師に手を引かれてトイレにいったから。

ああ、そういや、意外にニオイはないんだよね。もちろん「深く」追求すればあるだろうけど。

なおかつ、あろうことか、そのタイミングでおれのむかいのジジイがウーンウーンと苦しむという。おれ以外、地獄絵図になる。ま、看護師がね。文字通り忙殺されてドタバタとたくさん入ってきて動き回ってる。

そいでおれは動くこともできずに、かといってノホホンとセクシーニュース24のAV情報をみているわけにもいかずにオロオロとベッド上で経過をみまもっていたのですよ。とくに向かいのジジイ。

向かいのジジイはどうも心臓関係ないところの痛みみたいしすぐに過ぎ去ったので事なきを得ましたし、仙人ヒゲは「いつものこと」ですし、四六時中せき込むかえずいてるジジイも手術後も相変わらずなので、ほどなく通常営業になりましたが、明日手術なおれにはなんとなくぞわぞわとな。


それで「よし!」と思いました。


で、金をもって1階にある喫茶店で持ち帰りでブレンドをもらってきました。

コーヒー飲み納めておこうって。

美味しかったです。またこのコーヒーを飲むために生きるぞと。


そして夕食後で今です。


通常の薬のあと、寝る前として、眠剤と下剤が処方されてます。やっぱり手術前ってことで不安を感じるヒトがいるみたいなのでってことと手術前に出すもの出しておけよってことだそうです。


一応、明日のダンドリも書いておこうかな。


朝ご飯はナシ。水も9時以降はダメ。9時45分にお尻に眠くなる注射。それでうつらうつらしたままベッドごと手術室にGO。そして準備の後、本格的な麻酔の点滴をして、人工心肺装置を取り付け(そこからも麻酔が送られる)、手術がはじまるそうです。

終わるのが19時とか18時とか。

で、おれが気がつくのはその次の日になるかなって感じだそうです。

変に夜中に目が覚められてもアレなんで朝まで眠っててもらおうかなーって若い担当医は笑いながらいってました。

ま、そっちのほうが望むところです。手術後は痛いっていうからね。

で、手術とその後の経過次第だけど、集中治療室は3日ほど。そのあと個室料金のかからない手術後用の個室(婦長がわざわざ強調してくれたわ)に移ってしばらくまた様子みてから一般室に移って退院というダンドリ。

「金かかりますからねー」みたいなシビアなことを婦長はいうよ。

婦長、中学のガキと同級生がいるからそこいらの事情がまたわかってらっしゃる。


ということもあるんで、「こんなところ」は一刻も早くでるのです。そのための本丸の手術なのです。がんばれおれ。

なお、前の担当医に話してたED問題は外科の先生も知ってましたとさ。

「手術してもしよくなったら名医だとホメてください」だって。やっぱ薬に理由があるみたい。


EDも治るといいなあ。